湿式/乾式 流量計(ガスメータ) 一覧SHINAGAWA製
製品特長
シナガワ製 ガスメータの特徴
湿式ガスメータは、水またはオイル等の液体でシールされたドラムを計量エレメントとする実量式積算流量計で、ガスを直接測定するため、ガスの組成や密度などを考慮した補正係数は必要なく、特に測定に高い精度が要求される場合に最適な流量計です。また、リークする事のない構造になっているため、 微少流量でも必ず計量し、再現性が高い等の優れた特長があります。
一方、乾式ガスメータは実量式積算流量計のため、比重・粘度に影響されずほとんどのガス体を計量できます。 ガスを湿潤しないため、水蒸気圧の影響を受けません。
湿式・乾式ガスメータの原理
湿式ガスメータは封液内で回転するスパイラル(渦巻状)状のドラムを介しガスを測定します。 このドラムは4つの部屋に分かれた計量室を持ち、各計量室に満たされたガスが流量計の入口から微少のガスもリークすることなく吹込み管から出口へ排出されます。この一連の繰り返しによるドラム軸の回転運動が、メカカウンタに伝導されアナログ指針と積算流量値を指示します。
乾式ガスメータは入口から入ったガスが計量室に充満すると、ガス圧(ガス入口と出口側の圧力差)を受けダイアフラムが移動、排気・吸気を切換えるスライドバルブの働きで、2つのダイアフラムで仕切られた4つの計量室を順次通り出口から排出されます。2つのダイアフラムは回転クランクにて1/4行程の位相差を持ち、その往復運動数をクランク軸から積算機構に伝え、積算流量値を指示します。