導入事例|多点風圧計センサーシステム|株式会社クローネ

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【導入事例】多点風圧計センサーシステム風洞実験装置用 微圧センサ 576ch(大成建設 様)

多点風圧計センサーシステム

多点風圧計センサーシステム風洞実験装置用 微圧センサ 576ch(大成建設 様)

高層ビルや橋梁など、風の影響を受け易い建築物設計の際は実際の風の流れ場を再現・観測するために風洞実験が必要不可欠です。 風洞実験装置で発生させた風の流れの中に縮小模型などの試験体を置き、局所的な風速や圧力の分布・力・トルクの計測、流れの可視化します。

■多点風圧計センサーシステムの概要

多点風圧計センサーシステムの概要

多点風圧計センサーシステムはその風洞実験装置に用いられる圧力センサーユニットで、最大960箇所のポイントの風圧データを測定することができます。多点風圧計センサーシステムは、多点センサーユニット、電源ユニット、リファレンスユニットより構成されます。 1台の多点センサーユニットは32chの圧力ポートを有し、2つのサブユニットから構成されます。各ユニットの着脱式のマニュホールドに加圧することで、アナログ出力ケ ーブルよりそれぞれの圧力に対応した電圧を出力します。
 ● 測定センサレンジ:±1250Pa
 ● 精度:±0.25%(総合精度:±1.0%)
 ● 応答時間:1msec
 ● センサ交換可能

■システム構成

多点風圧計センサーシステム構成

① パワーユニット
センサーユニットを駆動するためのDC±12Vを供給するユニットです。1台の電源ユニットで最大15台まで多点センサーユニットが接続可能です。本システムでは9台の多点センサーユニットから構成されます。

② 多点センサーユニット
1台のユニットに64個の圧力センサーを内蔵し、個別にセンサーのアナログ出力が得られます。
アナログ信号は出力コネクタAとBから出力し、A側に奇数chのセンサーがB側に偶数chのセンサー が接続されています。
■ 着脱マニュホールド…動圧のチューブを接続して使用します。固定マニュホールドとのかん合により全ch一括で動圧接続が可能です。
■ 圧力センサー…圧力センサーは±1250Paまで測定可能です。※センサー交換も可能

③ リファレンスユニット
センサーに直接加圧可能なユニットです。伝達係数等を求める場合の基準値を設定するために使 用します。アナログ出力は多点センサーユニットと共通のコネクタが使用可能です。
 ■ アンプモジュール…リファレンスセンサーを駆動するためのアンプユニットです。
 ■ センサーモジュール…ICコネクタにセンサーを実装し、使用します。

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