Halstrup(ハルストラップ)
圧力校正器
圧力校正器とは、精度よく安定した圧力を発生させるための機器で、圧力センサー、圧力スイッチ等の校正用として使用されます。圧力校正器のことを基準圧発生器とも呼びます。一定の面積にかけた荷重で正確な圧力を発生させて、その圧力と校正対象となる圧力計の表示との差を比較して校正します。株式会社クローネで取り扱っている圧力校正器は、以下4種類です。
Halstrup製KALシリーズは、その多様なモデルと高度な機能により、幅広い圧力範囲における校正ニーズに応えられます。Halstrup製のKALシリーズの主な特徴は、以下のとおりです。
高精度の校正が可能:本体のキー操作により、設定圧を%単位で精確に調整可能です。
多ポイントでの校正が可能:キー操作によるアップ・ダウン機能を利用して、複数の圧力点での校正が容易です。
計測とキャリブレーションに両対応:差圧マノメータとしても使用可能で、計測機能とキャリブレーション機能を切り替えられます。
利便性の高い仕様:非腐食性気体の測定が可能で、8時間使用可能な内蔵バッテリーを搭載し、USBインターフェイスもあります。
高い安全性:DAkkS検定およびCEマーク付きで、安全性が確保されています。
3つのタイプから選択可能:最大測定範囲が広く、高圧力範囲の校正に最適なKAL200、中間レベルの圧力範囲に特化した汎用性の高いKAL100、 微圧の精密測定に適したKAL84の3タイプがあります。
SIKA社の圧力ポンプは、研究室やフィールドでの圧力校正作業が簡単にできる高機能な加圧ポンプです。空圧用ハンドポンプはバルブ切り替えで正圧・負圧にも対応しています。デジタル圧力計との組み合わせにより圧力校正器として利用可能です。
LR-CALの圧力ポンプは、研究室またはフィールドでの圧力校正作業が簡単にできる高機能な加圧ポンプです。電気式の圧力ポンプは圧力源を必要とせず容易に圧力をコントロールし、微調整バルブにより精密な基準圧の発生が可能です。
PDKの圧力ポンプは、加圧機能と精密な調整機能を備えたポータブル空気圧力校正器です。空圧用ハンドポンプはバルブ切り替えで正圧・負圧用として使用できます。直感的な操作が可能なフルグラフィックタッチスクリーンディスプレイを備え、高い視認性と操作性を提供しています。
圧力校正器を選定する際には、以下のようなポイントが重要となります。
校正の精度:校正の精度が高ければ高いほど、校正の誤差が少なくなります。
使用する場所:校正器を使用する場所が現場か実験室かによって、求められる仕様が変わってきます。特に現場での校正を必要とする場合は、持ち運びが便利で手軽に校正作業を実施できることが重要となります。
圧力範囲:圧力計の圧力範囲にあわせて適切な圧力範囲の校正器を選定する必要があります。
校正に必要となる付属部品:校正作業によっては付属部品が必要となる場合があるので、事前に必要となる部品を確認する必要があります。
メンテナンス方法:校正器によって必要となるメンテナンスの方法や頻度が異なるので、事前に確認しておきましょう。
詳しくは株式会社クローネの専門スタッフまで、ぜひ一度ご相談ください。