VCP
VOCセンサ、CO2センサ
環境センサは、温度、湿度、空気、水などに関わる環境指標をモニタリングして分析するためのセンサです。環境センサは、環境の保護・保全に役立つだけでなく、生命と財産の安全を確保することにも活用されているため、高品質・高精度なセンシングが求められます。株式会社クローネでは主に以下6つの種類の環境センサの取り扱いがあります。
水や空気などの温度・湿度を計測するためのセンサです。農業生産におけるビニールハウス内の温度・湿度の測定・管理や、工業製品の製造における製品のバラつきを抑制するための温度・湿度の測定・管理などで用いられています。
風速と風向を計測するためのセンサです。気象変化を解析して気象予測をしたり、航空宇宙分野や自動車分野で空力解析や挙動解析をしたりする目的で使われています。
大気中の炭酸ガス(CO2)の濃度を測定するためのセンサです。地球温暖化の原因を分析するために使われているほか、身近なところでは住宅、オフィス、会議室などで従業員の健康管理などの目的で使われています。
過剰な吸い込みにより肺疾患の原因になることで知られる浮遊微粒子PM2.5の濃度を測定するセンサです。屋内外で浮遊するPM2.5の濃度を正しく計測して濃度を一定以下に保つことで、健康被害の予防につなげられます。
特定の気体の濃度を分析するセンサです。センサによって、酸素、二酸化硫黄、硫化硫黄、アンモニア、オゾン、排気ガス、可燃性ガスなどの気体濃度を計測可能です。工場や製造施設でのガス漏れ検知で使われている他、家庭での煙や一酸化炭素の検知などでも使用されています。
水中にある浮遊物質が散乱する光の量を測定することで、気泡などの不純物の有無を測定するセンサです。河川、水路、廃水や排水などの不純物の測定や、魚の生存率や繁殖率に影響する水中酸素濃度の低下を測定する目的でも使用されています。また、医療技術、バイオテクノロジー、製薬、化学、半導体製造等、厳しい衛生基準のある分野においても、チューブ内の媒体に直接センシング部分が接触しないことから、超音波式の気泡検知センサや流量計が使用されています。
環境センサを選定する際には、以下のようなポイントが重要となります。
測定の目的を明確にする:何を、なぜ、どのように測定しようとしているのか?その測定によって期待される成果は何か?そのデータをどのように次のアクションに役立てるのか?を明確にしましょう。
目的達成のために適切な測定機器を選択する:測定機器によって範囲、精度、コストが異なるので、目的達成のために適切な環境センサを選択する必要があります。
詳しくは株式会社クローネの専門スタッフまで、ぜひ一度ご相談ください。