クローネ
アナログ無線変換器
無線通信器とは、計測したデータを無線によって送信する機器のことです。現場の計測器の測定データを無線で送信することで、「大型製品の検査結果を遠隔で把握できる」「測定にかかる時間を短縮できる」「データを一元管理できる」「職場の安全管理に貢献できる」など、さまざまなメリットがあります。株式会社クローネで取り扱っている無線通信器は、自社で開発しているアナログ無線変換器「KAWシリーズ」です。 「KAWシリーズ」は、圧力、流量、温度センサなどのアナログ信号を無線データに変換し、パソコンでのモニタリングを可能にします。「KAWシリーズ」には20シリーズと24シリーズの2つがあります。
KAW24は上記KAW20に加えて、以下のような特徴があります。
わかりやすいデータ表示と保存形式:専用のモニターソフトを用いて、データをパソコン上に直感的に表示。測定データはCSV形式で保存されるので、後からの分析をしたり報告書を作成したりする際にも役立ちます。
手間なく設置可能:USBで駆動しセンサへの電源供給も24VDCで可能です。配線や追加機器も不要なので、手間をかけずに無線通信器を配置できます。
長い通信距離と複数の周波数帯:最大約100mの無線通信距離を実現していて、さらに中継器増設で通信距離の延長が可能です。2.4GHzまたは920MHzの周波数帯を選択可能で、現場環境に合わせた安全な使用が可能です。
多彩な環境で利用可能:使用温度範囲0~40℃、湿度範囲35~85%RHと適応範囲の幅が広く、多様な環境下での使用が可能です。
圧力、流量、温度センサなどのアナログ出力を無線データに変換し、パソコンに送信することでセンサデータのリアルタイム監視が可能になります。
マルチチャンネル対応:シングルチャンネルのKAW20と異なり、KAW24は1台で最大4個のアナログセンサを接続可能です。複数のセンサデータを一元管理し、複雑な現場でも効率的に計測データを監視できます。
高い拡張性:最大8台のKAW24を連結し、32個のセンサデータを一括で扱えるので、大規模なシステム構築にも対応可能です。
「KAWシリーズ」は、現場の効率化と安全性向上を支援するために設計されています。特に、危険エリアや見えにくい位置でのセンサ情報の遠隔監視が可能であり、作業の効率化と安全性の向上が期待できます。
無線通信器を選定する際には、以下のようなポイントが重要となります。
計測地点の数:計測する場所がどのくらいあるかによって、無線通信器を設置する数が決まります。
計測地点の環境:計測する場所の温度や湿度範囲によって、無線通信器のスペックが決まります。
計測地点と管理地点の距離:データをサンプリングする場所から管理する場所までの距離によって、どのように無線通信システムを構築するかが決まります。
詳しくは株式会社クローネの専門スタッフまで、ぜひ一度ご相談ください。